にしやまにしおの日記

こまけえことはいいんだよ

2022/01/22

意図せずともしかるべきタイミングにやってくるというものがある。結婚、転勤そういう大それたものもあればよそさまから見れば取るに足らない日常も当事者にとっては大きな出来事だったりする。

カブトムシの幼虫がやってきた。六匹も。五歳男児にとってカブトムシやクワガタムシというあこがれの虫の頂点と言っても過言ではない虫たちが来るだけでも大騒ぎなのにその幼虫である。しかも六匹も。くれた人からすれば六匹いれば一匹くらいは無事に孵るだろうという心遣いだと思うが世話をする大人は大変だ。虫を飼うというのは否応なく命の終わりにも直面する。

そんなことを考えながら育て方を調べる。そりゃ腐葉土を敷いて適切な湿度を保てばええんやろというのは過去の経験から知っているがなにせ幼虫を育てるのは自分も初めてである。念には念を。なるほど、昆虫マットなるものがあるのか。しかも意外と安い。だがホームセンターに売ってるだろうか…いやまてよなんか専門店を見た覚えがあるな……と思い出してみたら趣味でよく通る道沿いに専門店があった。しかも大きめである。

一時間ほど長男を乗せた車を走らせて店につくと用品はもちろん成虫や幼虫がぎっしりとならんでいた。つがいのオオクワガタが7000円ほどで売られていて思ったより安いように感じたがそうか大きさによって変わるのかと帰路の車中で思い至った。

 

虫を飼い育てるといういつかはやらねばならない出来事が突然やったきた。同時に次男の通う保育園ではコロナ陽性者が出たため一週間ほど休むことになるという、二年ほど前には想像もつかなかった今では当たり前の出来事が突然に平然とした顔つきでやってきた。どちらもなんとかこなしたい。